安楽椅子探偵と忘却の岬２

さて、結局、出題編の動画を購入してまで観たわけで、がっつり推理してやらないと気がすみませんｗ

～～～推理はここから（ネタバレ含む）～～～
わかっていること（殺人事件が発覚した時において）
・現在、土砂崩れで孤立している。（外部からは誰も侵入できない）
・土砂崩れで携帯電話は使えない。
・潮野は記憶喪失。
・潮野は１５年前の父親殺害の容疑者として全国に指名手配されていたこと。
・時効間際だったこと。
・潮野が指名手配犯であることを知りながら皆がかくまっていること。
・潮野と宗屋正彦は同級生
・塩野の父親は宗屋正太郎の会社の従業員だった。
・伊良湖エリは立石一樹と宗屋正彦と付き合っていた！？三角関係！？
・立石は潮野の正体をすれ違うまで知らなかった。
・電話線が切られている（場所は室戸家の裏）
ほかに気がついたら追加していきます。

最後の原作者二人（綾辻行人・有栖川有栖）の会話で犯人の推理において、動機についてはあまり関係ないとされていたので、一旦動機の件は封印する。


なのでアリバイからまず推理してみる。
ポイントは犯人は単独犯ということ。（これはこのストーリーの条件として明記されている）
ということはお互いのアリバイを証明している件に関しては全て正しいということになる。


・被害者はカメラマン「立石　一樹」
・死亡推定時刻は18：00～19：00（医師佐多の意見が正しいものとする）
・発見場所　忘却の岬
・死後硬直の仕方から殺害後もしくは殺害時に椅子に座らされている。

アリバイの確認をすると

建設会社専務「宗屋正彦」は現地にいない（土砂崩れがあり現場には足を踏み入れることが出来ない）

医師「佐多輝明」
と
農業兼陶芸家「室戸孝」
と
陶芸家「伊良湖エリ」

この３人はお互いに顔を合わせており死亡推定時刻に確実に忘却の岬への往復が不可能。

看護士「佐多真紀」
と
正太郎妻「宗屋泰江」
と
家政婦「日向亜紗子」

この３人もお互いに顔を合わせており死亡推定時刻に確実に忘却の岬への往復が不可能。

建設会社社長「宗屋正太郎」は自室で作業しており誰も見ていない。
ただし足が不自由なため往復は不可能だと思われる。（足が不自由なのが本当だという前提）

運転手兼雑用係「都井研作」は庭弄りをしておりその後18：20～気になるテレビを観賞、２０分後に庭弄りに戻る。
しかしこれは誰も見ていない。

主人公「潮野卓也」はアリバイが無い。

ということで、もし忘却の岬にて立石が殺害されたとすれば、アリバイが無い運転手「都井」と「潮野」の２人のみ可能ということになる。

潮野は主人公ということでこの段階では一旦容疑者から除外するとすれば犯人は「都井」としか考えられなくなる。

残念なのは都井の観ていたテレビに関する記述が無いこと。テレビの音を聞いた人がいたのかいなかったのかすらも記述として無いこと。
書いているハガキが証拠としての役割を果たすのかすら不明。ここの定義が不明すぎて覆そうにも覆せないｗ

しかし放映されている情報が全てだとするとアリバイは不成立となり、忘却の岬で立石を殺せるのは「都井」のみ。しかもベッドに花で細工をしたり新聞の切抜きを置いたとされる時間帯のアリバイもない。

よって「都井」が犯人である。



しかし、これは忘却の岬で立石が殺害されていた場合に限るわけで、もし違う場所で殺害された後、忘却の岬まで運ばれたのであれば、容疑者は増えてしまう。

殺害現場が忘却の岬ではないかもしれない理由としては
１、死後すぐに座らされたようだが岬にある台座である必要は無いこと。
２、死亡推定時刻から発見時刻までかなりの時間があり、容易に死体の移動が可能だったこと。

では殺害後どこに座らされていたか？？
普通に考えると、裏の物置のストーブの前にあるソファが一番怪しい。
しかしもう一つだけソファよりも怪しい、殺害後に立石を座らせておける椅子がある。

それは・・・・



裏の物置の戸棚の中にあるダイニングチェア。


運転手の都井がテレビを物置に運んだ際に奥の戸棚の中にダイニングチェアが映る。
しかもプラスチックのボックスを２つチェアの上に置いて去るんだけど、潮野と佐多真紀がストーブを取りに行く時に戸棚の手前にある白い布がかけてある人形ケース！？の高さが変わっていて、チェアの上にあるはずのプラスチックのボックス２つが白い布の中の人形ケースに乗っていると思われる。

ソファの上だと誰かに簡単に見つかる可能性もあるけど、戸棚の中だとその可能性が減る。


あとは宗屋　正太郎の外出用の車椅子で運べばいいので、18：00～19：00に宗屋邸にいることが出来る人物すべてが容疑者になる。


ここで、都井が犯人だとすると、既にアリバイが崩れているので可能性はあり。

しかし都井が犯人ではないとするとアリバイ証言が正しいことになり、裏の物置に行くには都井がテレビを観るために庭を離れた18：20～18：40までの間のアリバイが無い人間のみ可能となる。（殺害後すぐに椅子に座らされているため）


可能なのは、宗屋正太郎・宗屋泰江・佐多真紀・日向亜紗子・伊良湖エリの５人。

医師「佐多輝明」と陶芸家「室戸孝」は18：30に顔を合わせているので除外される。
伊良湖エリも時間的には可能だけど宗屋邸に行くためには１本道で佐多邸の前を通る必要があり、その道を18：30に通ってる室戸孝に遭わずに宗屋邸に行くのはほぼ不可能だと思われる。

ということで、伊良湖エリは除外されて、宗屋正太郎・宗屋泰江・佐多真紀・日向亜紗子の４人のみが可能。


現時点で全ての要素を考えて、容疑者となりうるのは。。。
宗屋正太郎
宗屋泰江
佐多真紀
日向亜紗子
都井研作

の５人のみ。。。。


。。。。って全然容疑者減らないｗｗ

ただ、新聞の切抜きをおいたり花をベッドに置く場合、
・宗屋正太郎は階段が登れないので不可能。
・宗屋正太郎・佐多真紀は潮野がアリバイを聞かれている時ずっと一緒にいたわけで切抜きを置く時間はまず無いと思われる。
・佐多真紀は犯行時刻と思われる時間帯のあと、自宅に歩いて帰宅しており忘却の岬に立石を運ぶ時間がない。（帰宅後、寝静まってからであれば一応可能）

ということから宗屋正太郎・佐多真紀の２人は除外して。。。

宗屋泰江
日向亜紗子
都井研作

の３人が最重要容疑者となる。


あ～ただし、これも殺害場所が宗屋邸の場合に限ります。
可能性として室戸邸でも佐多邸でも可能なわけです。

室戸邸の場合は伊良湖エリ・室戸孝どちらも可能。
佐多邸の場合は佐多輝明が可能。

座らせておく椅子は、レンガを積んで台座を作れる室戸邸の２人。
車を持っている医師の佐多輝明。家には椅子もあるだろうし、外に放置も可能。



時間が無いので今日はここまで。。。。。続きはここに追記していきます～


しかし。。だいたい「外に椅子を置いて死体を放置」を藪の中やら何やらに隠しておくことが可能なのに、これってちゃんと辻褄あうように出来てるドラマなの？
実を言うと安楽椅子探偵は初観、初体験なのでどの程度完璧なシナリオなのかがわかんない。。。。

まぁまだじっくり観直してないので、後ほどいろいろと検証してみます。。。



追記１

まぁとりあえず。。。普通に考えることにすると、都井が庭から離れた18：20からの２０分間に立石を殺して隠す時間は他の２人宗屋泰江と日向亜紗子には無いと思う。18：25に２人は献立の話をしてるので、まずその時間帯に犯行を行うことは不可能。

ということで、ここでも都井のみが犯行が可能ということになったわけで。。。。


どっちにしても都井が犯人だということですね。


すっきりしないので、じゃぁ不明瞭だった都井のアリバイのテレビがハガキなのかテレビの内容なのかで観た証拠として有効だとしよう。

すると忘却の岬では犯行は行えないので、忘却の岬での殺害説は終了。

宗屋邸での犯行説が有力になる。
理由１、物置の配置が変わってる。
理由２、物置につづく庭に出る階段に凶器になりうるレンガが置いてあった。
理由３、忘却の岬に運ぶための車椅子と車がある。
理由４、佐多輝明も室戸孝も立石を見ていない。

こんなとこですか。。。


んでは、順序立てて書いて今日は寝ます。

立石が忘却の岬に続く１本道で潮田・佐多真紀とすれ違い、潮田が指名手配犯だと気づき特ダネだと写真に収める。もしかして復旧しているかと携帯電話で１１０番するもまだ通じない。なので宗屋邸にある電話を使い１１０番することを思いつき、ついでに真相を聞き出せればと考える。

宗屋邸に着いた立石は前回門前払いをくらったため、裏庭にこっそり廻ってみると、そこに都井が庭弄りをしている。潮田の件を話すと、都井がここじゃなんだからと物置におびき寄せ庭の階段にあったレンガで立石を殺害。物置の奥の戸棚に座らせて隠す。ダイニングチェアの上に置いてあったプラスチックのボックスを日向亜紗子は知っているので白い布にかけて隠す。

立石の携帯は万一鳴るとバレるため都井が電源を切る。

そのときアリバイとして、物置に持っていったテレビを繋ぎいつも観ていた番組をチェックする。そのあと皆が食事をしている間か部屋でストーブを囲んで話している間に、車に立石と車椅子を積み、忘却の岬の途中まで車で行き、車椅子で忘却の岬の台座まで運び座らせる。

何食わぬ顔をして宗屋邸に帰り、玄関で車を綺麗に掃除するフリをする。ここで帰宅する佐多真紀に出会う。


こんな感じかね。

あとは動機なんだよね。潮田が通報されると困るし探られるのも困るので殺害したんだよね。普通に考えると。。でもそうすると、潮田に思い出せとへんな演出をしてた理由がわかんない。社長に対しても軽い陰口を叩いてるので社長に対して忠実な動きをしたとも思えないしね。。。。

明日は動機をちろっと考えてみることにします。

あ～あと、潮田が全てわかったって言って終わったけど、物置の奥の戸棚の中のダイニングチェアは知らないはずなんだよね。潮田はソファに置いておいたと考えたのかな？？



追記２
ん～～どうにも動機とかその他謎が一切わかんない。。。

この安楽椅子探偵ってもっとファンタジーな感じですか！？？

例えば、潮田が父親の死体を見つけたときに岬から突き落とされて、その段階で既に記憶喪失になり、最近まで理由もわからず逃げ回ってたとか。。。ｗｗ
潮田をみんなが本当は殺そうとしてるとか。。。ｗ

そういう感じだったりします？？？ｗ


あ～潮田は真犯人を知ってるので、時効までに思い出されたら困る人たちと、時効までになんとか真犯人を思い出させようとしてる人がいるのかな。
そうするとそれまでに潮田が警察に連れて行かれたら困るから人を殺してまで阻止したとか。。。ｗそんな飛んだ話ですか？？

そしたら設定的には佐多真紀が怪しいよねｗ
でも動機とかはあんまり関係ないって言ってたしね～～。。。。


ちょっと文章が長くなりすぎたので、次から新しい投稿に行きます。

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