裁判員

いや、通知が届いたとかではないですｗ


ただ、もし自分が選ばれた場合、過料を支払ってでも参加はしません。

理由は、よく言われてる法律を何も知らないだとか、報復が怖いからだとかではありません。


そもそも自分が人を裁くなんておこがましいと思っているからです。
自分が人を裁けるほど品行方正に生きてきたとは思っていないからです。

もし自分が人を裁く立場につきたいのであれば、申し訳無いですが裁判官やら検察官やら、もしくは弁護士などに自分の意思でなっているからです。

それから制度自体にも不備があると思っています。



もしも、被告人がこれまで通りの裁判か、裁判員制度にするかどうか選択の余地があるのであれば、もしかしたら考え直すかもしれません。


ただ、それでも自分が参加した裁判で死刑が求刑された場合、一生自分は人殺しだと思いながら生きていくことになると思います。そんな十字架を背負う必要はないと思っています。

なのでそれでも参加はしないでしょう。


自分は死刑廃止論者ではありません。

ただ、死刑を求刑する人間、またそれに携わる人間は、自らの意思でその職種につき、なおかつそれに相応するだけの法律の勉強をしている人間がするべきだと思っています。


医者は医者、裁判官は裁判官だと思います。
素人に心臓手術の手伝いをしてもらいたいと思いますか？自分は思いません。


選挙に参加すらしてない一般の国民に裁かれたいと思いません。
国民年金すら払っていない人間に裁かれたいと思いません。
NHKの受信料も払ってない人間に裁かれたいと思いません。
赤信号に変わってもがんがん突っ込んでくるような人間に裁かれたいと思いません。
人を見た目で判断するような人にも裁かれたいと思いません。


残念ながら素人が参加した場合に、
茶髪のやんちゃそうな男性が５の悪い事をした場合と
まじめでおとなしそうな女性が６の悪いことをした場合で
ちゃんと５、６と判断されると思えません。

絶対に茶髪のやんちゃそうな男性の方が重い罪になるでしょう。


裁判はそんな不安定なものであっていいとは思いません。

それでももう少しきっちりと裁判制度に組み込まれているのであればまだ納得の余地はありますが、なぜかお試し的な要素が多いんですよね。お試し期間で素人が人を裁くとか笑い事じゃありません。



でもやっぱり一番の理由はこれです。


人が人を裁くというのはおこがましいと思っているからです。

だから法律の勉強が必要であり、試験が必要であり、経験が必要なんです。
また、それには自らの意思が必要だと思います。
そして裁く人間は常に品行方正であるべきです。


自分にはそのどれもが決定的に欠けてると思っています。

のほほんと生きたい人間には、のほほんと死ぬまで生きる権利があるはずです。


なので自分は裁判員として裁判には参加しません。


そんなお話。